山上高人写真展
別名で保存された無名の記憶
2001925日〜106

東京・銀座ニコンサロン

日常の平凡な記憶は、気がつかないうちに脳の奥深くに入り込み、無名の記憶として潜んでいます。それは後の生活の中の意識しないところに現れ、今現在や未来の記憶を思い起こすことに関係しています。今回意識して写真に撮り、コンピュータに保存しているのは、こういった類の日常の記憶です。電子化された形のないデジタル記憶は、プリントやディスプレイという形で、具体化されます。ハードやソフトといったシステムの進歩を取り込みながら、その時々の生活環境とも触れ、新しい生命を持つ今現在の記憶として想い起こされます。それは、固定した変わらないものではなく、接触を重ねるたびに新しい姿へと変化する動的な創造と言えるものです。いたずらに古い過去に固執することなく、意図的に新しい生きた記憶を想い起こし、今現在を創造できないものかと願っているものです。

カメラ:フジカルディアミニティアラ・フジノン28ミリ、リコーGR1GRレンズ28ミリ、ニコンF4AFニッコール28ミリ  フィルム:フジクロームベルビア

別名で保存された無名の記憶の評論   写真展の感想(会場の雑記帳より)

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